兵法三十六計を読み終えて

やっと「兵法三十六計」を読み終えました。兵法というのは、現在のビジネスにおける交渉や戦略にも十分応用できることが、たくさん書かれていることに大変驚きました。今年の大河ドラマ「風林火山」で軍師 山本堪助 と主君 武田晴信 がよく口にする「孫子」の兵法もまた、同様に現代にも十分通ずるさまざまな戦略(諜略)が書かれていると推測します。というわけで、今日から「孫子の兵法」を読み始めるつもりです。
しかし日本人は古来より「敵に背を向ける」ことを恥とし、負けると判っていても忠義や大義のために戦い、場合によっては結果として散っても(死んでも)、そのほうが誇り高きことであるという、考えが尊ばれることを長い間、教えられてきたと思います。太平洋戦争で日本が無条件降伏をするまでは、日本人はそのように考え、実行してきたと考えます。ところが、「兵法三十六計」に書かれていることは、「負けることが判っているときは、戦をしない」、「戦わずして諜略によって勝ちを得る」、「敵を欺いて勝負に勝つ」という、日本人的感覚では「卑怯」と考えられるような作戦も、「無駄に兵を失わず、戦わずして勝つ」という考えが、すべてに優先するという考えで踏襲されています。中国人的思想と日本人的思想の根本が異なることに、驚きました。もっとも中国のような広大な国土ならば、大勢の軍勢が逃げたり、隠れたりすることも可能でしょうが、日本のような狭い国土では、大勢の軍勢が逃げ隠れできるような場所が無いため、追い詰められたときには、「玉砕もやむなし」、「最後まで勇敢に戦う」という考えにならざるを得なかったのかもしれません。民族に根付く思考には、いろいろな要素が絡み合って形成されていると思いますので、以上のような違いがあるのかもしれません。

孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略

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