先週のお稽古(12月第3回目)

いよいよ今年の稽古納めの日となりました。雪がいつ降っても大丈夫なようにタイヤもスタッドレスにも履き替え、車は冬支度も整えました。冬至も近づきすっかり日が暮れるのが早くなり、お稽古に出かける時刻にはすっかり暗くなった寒い日でしたが、息子と一緒に道場のある館長先生のお宅に伺いました。

今年最後のお稽古ということもあって、館長先生から、今まで習った業、すなわち抜刀法7本(順刀その1・その2、追撃刀、斜刀、四方刀その1・その2、斬突刀)、正座之部11本(前、右、左、後、八重垣、受流、介錯、附込、月影、追風、抜打)、刀法3本(前切り、前後切り、切上げ)、計21本を抜きました。

今年1年間、館長先生にご指導いただいた業の出来具合、上達度を総点検していただくお稽古になりました。

抜刀法では、やはり追撃刀・斬突刀の一刀目の右手での片手袈裟斬りで、ご指導をいただきました。まだまだ右手でいったん引き抜いてから右肘と手首で刀を操ろうとして、無駄な動き・不適切な動きが直っておらず、何度も補助して頂きながら刀の抜きつけ、右手の動き、切先の軌跡をご指導いただきました。

抜刀法「追撃刀」・「斬突刀」における一刀目の片手袈裟斬り
右手で刀を抜きながら左手で鞘をいっぱいまで引くこと。刀が鞘から抜けたら右肘の位置を動かさないようにして、刀の切先が袈裟に斬る軌跡を描くように、右手の肘を使って、刀に気を込めるようにし、グッと押さえつけるように動かす。
手首のスナップを利かせるようにして切先を袈裟斬りに誘導しようとすると、鞘から刀が抜けた瞬間に勢いあまって刀全体が上に振れ、それから手首の位置を中心にして刀が袈裟斬りの軌跡を描くため、動きが不自然に大きく乱れ、袈裟斬りの瞬発さがなくなっていることを自覚しました。

正座之部「八重垣」における脛囲いの後の振りかぶり
脛囲いをした刀を振りかぶりながら右膝立ちの態勢になる際、刀を真上に振り上げながら左手も柄を握り、刀の振りかぶりをすばやく、狭い範囲で行うこと。右膝を立てた姿勢にしゃがむ際は、振りかぶった刀の中でまっすぐしゃがむようにして、身体のぶれ(特に脛囲いで左にひねられている腰を元に戻す時のゆれ)が無いようにする。
すばやく振りかぶりながらしゃがむことで最後の斬り下ろしの態勢を作ろうとするあまりに、刀身を左回りにすばやくまわし、その刀の軌跡が作る円錐状の空間に身を縮めてしゃがみこんでいて、刀の振り回しと腰のひねりの戻しとしゃがむ動作が不釣合いなため、余分な動き、振りかぶりの遅れ、しゃがみこむタイミングが早すぎるなど、大げさな動作になっていることを自覚しました。

正座之部「月影」における二刀目の斬り下ろし
一刀目で敵の諸手上段の構えの両手首を刀の物打ちで同時に斬りつけた後、敵を追い込むために左足を踏み出すよりも先にすばやく振りかぶり、左を踏み出し、斬り下ろすタイミングを計りながら、右足を踏み出すと同時に刀を振り下ろし、斬り下ろして手の内をしっかり絞めた時に、右足がしっかり踏み出され右足の脛が床と垂直になった状態で安定した態勢をとる。
振りかぶりだけが早くて、そのあとから左足、右足と歩みだすことで敵を追い込んでいるような態勢を作って、それから斬り下ろしていたが、敵に対して刀を振りかぶって近づき、斬り下ろすという、単に連続して動いていただけで、敵に対して隙だらけの動作になっていることを自覚しました。

刀法「切上げ」:
以前に1度だけ教えていただいたきり、まったく抜いていませんでしたので、足運びから動作の内容まで、すっかり忘れてしまっていましたので、再度館長先生にご教示いただきました。
一刀目の切り上げは、刀を抜きながら左手の鞘引きをしっかり行い、左手で鞘ごと刀を外側(左側)に回して刀の刃を斜め左下に位置するようにし、一気に右斜め上の敵の脇壷(脇の下)めがけて斬りつける。斬り終わりは床と水平になるまで切上げたらしっかり手の内を絞めて刀を止める。この間に左手は半回転させ刃の方が下を向いている鞘を元の差し表の状態に戻してから、鞘(体側の帯)の部分に手を添える。
切上げた状態から振りかぶると同時に両手で柄を握る。
頭上からまっすぐに刀を振り下ろしながら左斜め下に向けて切先を移動させ、左袈裟に斬る。このとき正面に向いた身体を左に開き、腰を左に入れ、切先は右足よりも左側に、柄頭はおへその前でゆるく拳一握り程度の位置に、足先の向き、左半身の状態、柄頭の位置、切先の位置にそれぞれが定まるようにする。
「前切り」や「前」でもときどきあったのですが、鞘の鯉口の位置によって、斬り下ろしや袈裟切りの際に、左の腕の内側が鞘の鯉口にあたってこすれて、痛い思いをしておりました。どうも抜きつけ後の鞘の引き出し具合、鯉口の向き、鞘の傾きなど、見直す必要がありそうです。

これで今年の居合稽古も稽古納めとなり、1年間のお礼と来年も引きつづきご指導いただけるようお願いしてまいりました。

今年の2月辺りから突然書き始めたこのブログですが、ネット越しにたくさんの方々にアクセスして頂き、またあるいは、コメントをお寄せくださり、本当にありがとうございました。
また来年も居合について、自分なりの視点でしか表現できなくて申し訳ありませんが、続けて情報発信させていただきますので、来年も引き続きご支援くださいますよう宜しくお願いいたします。

皆様にとりまして来年が良き年となりますよう、皆様のご多幸、ご武運、ご健康をお祈り申し上げます。
                          三河武士@BlogMaster


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この記事へのコメント

2007年12月24日 21:36
一年間、お疲れさまでした。
また来年もお互いに頑張っていきましょう。
三河武士@BlogMaster
2007年12月25日 10:06
空穂さま
コメントありがとうございます。こちらこそ、お疲れ様でございました。来年も引き続きブログを拝見させていただきますので、宜しくお願いいたします。来年は更に飛躍されますことをお祈り申し上げます。
わたわた
2007年12月25日 23:10
お疲れ様でした。
同じ流派の方のブログというのはあまりなく、毎回楽しみに読ませていただいていました。来年もよろしくお願いいたします。
三河武士@BlogMaster
2007年12月26日 21:16
わたわた様
コメントありがとうございます。こちらこそお疲れ様でございました。更新頻度の少ないブログにもかかわらず、毎回いろいろコメントを書き込んでいただき、本当に読んでくださっている方が居ることを実感でき、このブログを続けて来れたように思います。来年も益々上達されますことお祈り申し上げます。