今週のお稽古(1月第1回目 -稽古初め-)

暦の上で小寒(しょうかん:寒気やや強し)を迎え、益々寒さが厳しい美濃地方です。今年は元日にうっすらと雪化粧をした程度で、積雪というほどの降雪は未だないのですが、毎日寒い日が続いております。

今年の初稽古に、息子と一緒に、道場のある館長先生のお宅に伺いました。
館長先生と奥さまに年始の御挨拶を申し上げ、道場にて今年最初のお稽古をさせていただきました。

稽古初めは、まず居合刀にて「正座之業」を、一本ずつ、館長先生の演武に続いて、私と息子が一緒に業を抜くことで、正座の各業を抜き初めし、続いて、昨年から始めております「組太刀」の「太刀討之位」の御指導をしていただきました。
礼式を行ない、昨年の12月にご指導していただいた、「出会」、「拳取」、「絶妙劍」、「独妙劍」の各業を、仕太刀と打太刀の役を、私と息子で入れ替わりながら、木刀で討ち合いました。
年末年始の休み中も、木刀は手にせずとも、仕太刀と打太刀の動きは、自宅で少なからず練習していたおかげで、さほど感も鈍らずに、とりあえず行なうことができました。

今週は、新たに、5本目「鍔留(つばどめ)」と6本目「受流(うけながし)」をご指導していただきました。

「鍔留」は、仕太刀は「下段の構え」、打太刀は「正眼の構え」から、互いに歩み寄りながら振りかぶり、刀を交え、すかさず互いに詰め寄り、鍔迫り合いをします。少し歩幅を大きめにとりながら、「イー」という掛け声と共に、木刀を振り上げ、「エイ」という掛け声とともに、振りかぶった木刀で斬りおろします。互いの木刀が同時にカーンという乾いた音をたて、手には打ち合った木刀の振動が伝わって手ごたえを感じます。すかさず大きく踏み込みながら、息子と鍔迫り合いです。木刀を持ったお互いの拳で相手を押し戻すように、拳に自分の体重をのせるような気持ちで、力を入れてせり合います。そして、いったん間合いを取るために、互いに後ろに下がって「脇構え」にて相手を見定め、打太刀が上段に構え直し、踏み込んで仕太刀の構えた足に斬りかかるところを、仕太刀は構えた足を戻してこれをかわし、すかさず上段に構え直し、踏み込んで打太刀の頭部に斬りつけ仕留めます。相手との間合いが狭すぎると、打太刀の斬りつけも仕太刀の仕留めの斬りつけも、動きが小さくなってしまい、手元だけに木刀を振っているだけになってしまい、斬る動作になりません。私と息子の歩幅の違いからでしょうか、なかなか、私も、息子も、お互いに、仕太刀と打太刀のそれぞれの役を行なっても、間合いが狭くなってしまい、仕太刀が最後に仕留める斬りおろしが小さくなってしまいます。どうも、歩幅の違いだけでなく、鍔迫り合いから、互いに下がって脇構えの態勢をとった時点で、間合いが上手く計れず、間合いが狭くなってしまっているようです。かなり力いっぱい互いに鍔迫り合いで押し合い、その反動を利用して、大きく後ろに下がることで、脇構えの態勢をとった時に、適正な間合いをとれるようにならなければいけないのかもしれません。練習を重ねて、上手く間合いを取るための動きやコツを掴んでいきたいと思っております。

「受流」は、奥居合立業之部の「受流」の動きと大変似ており、お互いに歩み近づき、打太刀が刀を抜き上段から斬り下ろしてくるところを、仕太刀は刀を抜きながら、右に少し避けながら打太刀の斬りおろしを受流し、そのまま振りかぶって、上段より打太刀の肩に斬りおろして仕留めます。正座之業の受流しとも非常に似ており、受流しのタイミングや、受流してからの足を踏み替えての斬りおろしなど、ほとんど正座の受流しの動作にも通じる形です。
「受流」という同じ名前の業ですから、当然と言えば、当然のことなのですが、実際に斬りかかってくる刀を受流すタイミングが、大変重要な形だと思いました。今回ご指導していただいたばかりですので、まだ動きがぎこちなく、打太刀の役の時は、仕太刀が受流す態勢をとっていることを確認してから、斬りおろしてしまっていて、斬りつけを「受流す」という動作になりません。実際に受流そうと態勢をとっている敵が目の前にいたら、斬り下ろすのはやめてしまいます。敵が斬りおろしてきた動きを見極めて、すかさず受流し、敵の方向に踏み替えて敵を正面にとらえて斬りおろすのが「受流」ですから、受流すタイミングが、この形演武での神髄であり、見せ場です。この受流すタイミング、即ち、斬り下ろしてくる動作を見切って、受流しの態勢をとることができるようになるために、この形も練習を重ねて、受流すタイミングと素早く受流す態勢をとる動きを掴んでいきたいと思っております。

昨年12月からご指導して頂いている「組太刀」の「太刀討之位」の業も7本中、6本目までとりあえず動きだけは教えていただきました。残すところは7本目「真方(まっぽう)」のみ。次回のお稽古では7本目の「真方」をご指導していただくことになっております。そうすれば、とりあえず「太刀討之位」の7本の形の動きを教えていただいたことになりますので、繰り返し通して、7本の形について、仕太刀と打太刀の各動きをより正確に速さも徐々に実際の討ち合いに即した速さでお互いに動けるように、錬度を高めていくことになると思っております。

今年もご指導していただけることに感謝し、親子で木刀を交えながら、組太刀の稽古を楽しくおこなっていきたいと思っております。

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この記事へのコメント

埼玉花だより
2011年01月20日 00:33
厳しい寒さの中、お稽古おつかれさまです!
私も今週の稽古から剣道形を始めました。間合いが難しいですが、いい勉強になります!
三河武士@BlogMaster
2011年01月20日 20:42
埼玉花だより様

ご訪問ならびにコメント頂き、ありがとうございます。剣連さんの「剣道形」とは形の名前も動きも違いますが、機会があれば拝見させていただきたいと思っております。
お互い頑張りましょう!