今週のお稽古(3月第2回目)

今週も真冬並みの寒気の影響で、氷点下近くまで朝方の冷え込みが続いている美濃地方です。

被災地の方々に少しずつですが物資が届けられ始め、輸送ルートも機能し始めているようですが、まだまだ支援物資が足りていない状況は変わらず、また行方不明の方々の捜索も進んでいないようで、ニュースを観るたびに、心が痛みます。

震災から早くも2週間が経ってしまいましたが、依然として福島第一原子力発電所での原子力災害は、予断を許さない状況が続いております。

大変残念なことに、復旧作業に従事されていた作業員の方が、管理基準を大幅に超える放射線を受け、被ばくされたとの報道に、心が締め付けられる思いです。
被ばくされた作業員の方は、原子炉冷却のため、外部からの電源を復旧させるための作業を行なってくださっていて被ばくされたようですが、ご本人はもちろん、ご家族の方も、さぞや大変な不安と葛藤され、それでもなお、この危機的状況をなんとか救うためにと決心され、作業員の方は命がけで作業を行ない、御家族の方は作業をされているお身内の方の無事を祈っていらっしゃったことと思います。そのような勇気有る決心と不安な想いを拝察すると、なんともやりきれない気持ちです。

原発周辺には、今なお万が一の事態に備えて、自衛隊、消防、警察、原子力施設の作業員等、多くの方々が待機してくださっていると思われますが、その方々の御健康も大変心配です。

政府・原子力保安院・東京電力関係者も、懸命に危機的状況の回避、原子力災害の鎮静化、放射性物質の封じ込め等、様々な対応に尽力されているとは思いますが、最も危険な最前線で命がけで作業を行なってくださっている方々の生命・健康は、何ものにも代えがたい尊いものであるとの認識のもと、安全確保には万全の態勢で臨んでいただきたいと、切にお願いするものです。懸命に作業に携わってくださっている関係者の皆さんの御無事をお祈りしております。


さて今週も、息子と一緒に、居合刀と木刀を携えて、お稽古に行ってまいりました。
今週は久しぶりに居合刀を使ったお稽古では、「立膝之部」を「横雲」から「真向」まで、一通り、ご指導していただきました。久しぶりの立膝のお稽古で、無意識のうちに余分な力が全身に入ってしまって、動作が固くなってしまっていたようです。館長先生からも
「もっと、全体的に力を抜いて、要所要所だけは、しっかり力を入れるようにしたら、もっと業が良くなるから」
とご指摘・ご指導を頂きました。

息子の方は、立膝之業では、目下、「浮雲」や「颪」、「岩浪」での引き回し(引き倒し)の動作での、腰を入れて敵を引き回す(引き倒す)要領を身体に覚え込ませることに苦労しているようです。なかなか刀の動きに合わせて、足を動かし、腰を「グッ」と入れるタイミングというか、態勢が、館長先生のおっしゃるようになかなか出来ず、四苦八苦しているように見受けられます。もっとも、こう書いている私とて、十分出来るようになったわけではないのですから、余裕などないのですが、タイミング的な部分では、コツというか、リズムというか、腰を入れる要領が、多少は掴めているようなので、更に安定した動作がいつでもできるよう、練習を続けて行くつもりです。


居合刀のお稽古に続いて、木刀に持ち替えて、組太刀「太刀討之位」のお稽古をさせていただき、ご指導をしていただきました。

今週も、始めに私が仕太刀、息子が打太刀で「出会」から「真方」まで一通り、形を行ない、次に息子が仕太刀、私が打太刀となって、「出会」から「真方」まで、一通り形を行ないました。
「だいたい、形としての流れや、お互いの打ち合いや斬り込むタイミング、間合いが合うようになってきたから、少し細かい部分について指導していくから」
と館長先生におっしゃっていただき、形演武としてのより細かい動作について、注意点を御教示いただきご指導をしていただきました。

「『出会』と『拳取』の最初の抜き付けは、柄頭を相手の中心に向けること。鞘から木刀が抜けたら、相手の脛(膝)をめがけて、下から斬り上げる心持ちで、斬りつけるように」
とご指導を受けて、何度か練習しました。

「『独妙剣』や『絶妙剣』の最初の斬り結びは、お互いに相手を真向に斬りおろすように、真っ直ぐ、相手の頭部(場合によっては面部)に斬り込んでいき、その時に互いの剣が斬り結ばれるのが、正しい動きだから。最初からお互いの剣が斜めに交差するような斬りつけにならないように」
とご指摘・ご指導を受けて、いざ、練習。

私も息子も定位置に戻ります。
館長先生の「用意...」の掛け声で、お互いに八相の構えで木刀を構え、
「はじめ!」の掛け声とともに、お互いに相手の動く気配を感じながら、タイミングを合わせて、一歩、二歩、三歩、と間合いを詰め、「イー、エイ!」と掛け声をかけながら、お互いに真っ直ぐ斬りおろします。
「アレ?...」
お互いの木刀は空を斬り、交じわることなく、空振りしてしまいました。
いかに、これまで、お互いに相手の木刀と交わるように、始めから斜めに斬りつけていたかということが、ものの見事に現れた瞬間でした。
私も息子も、一瞬、「アレ?」という間をおいて、その直後、あまりの間抜けさに、思わずお互いに笑いだしてしまいました。
真っ直ぐに斬りおろすつもりで、お互いが相手の真正面から真っ直ぐ斬りおろそうとしたのですが、いつものように斜めに斬りつけをしながら斬りおろしたため、お互いの木刀は、相手の中心から、それぞれ外側に向かって軌道を描き、それ故に、交わることなくお互いの木刀は、空振りした訳です。なんとも滑稽であり、また情けない動きでした。

お互いが相手に先んじて諸手上段から真っ直ぐ斬り下ろそうとし、瞬時にお互いが自分に向かってくる相手の刀の動きを見極め、刀を交えて、互いに相手の斬りおろしを阻止するように、刀を操らなければなりません。理屈にかなった、当たり前の動きと言えますが、そう簡単に出来ないのが未熟なところです。これから先は、このような細かい部分での刀さばき、足さばき、態勢や間合いの取り方を、更に細かくご指導していただくことになると思いますので、しっかりと身につけていきたいと思っております。ますます組太刀が楽しくなってまいります。

風邪もほぼ完治してきたようなので、またリビングや廊下で、夜な夜な、組太刀の足運びや身体の動かし方など、ドタバタと練習したいと思います。

ps.
久しぶりに立膝をお稽古したためでしょうか、普段あまり使っていない、足の太腿の筋肉をかなり急激に使ったようで、情けないことに翌日は、筋肉痛と格闘しながら階段を降りておりました。日頃から練習を欠かさないようにしなければ、とあらためて思い知らされました。

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この記事へのコメント

nimmypage
2011年03月28日 12:57
三河武士様 こんにちは。
私は嘗て今回の原発事故程 強い憤りを覚えた事はありません(私は左派プロ市民ではありません)。確実に原発利権に関与した政治家・官僚・電力屋らによる人災と思います。更に被害拡大として政府・保安院・東電・マスゴミ・御用学者らの戦略無き後手と隠蔽と嘘。(裏情報では既に被爆死者がいます) 今後、1.10.20年後と被爆認定者が膨らむと共に、これら加害者達はネット上で丸裸にされ被爆者達の怨念によって漏れなく地獄に落とされるでしょう。
いつも弱い者が割を食う訳にはいきません。

ps.
昨日の大会戦績は滑り込み入賞でした・・・。
?複雑?な気分です。
三河武士@BlogMaster
2011年03月29日 23:51
nimmypageさま
ご訪問並びにコメント、いつもありがとうございます。

原発災害に関しましては、公共放送のニュースしか拝見しておりませんので、申し訳ございませんが、お書きくださいました詳細な御意見に関して、現時点でのコメントは差し控えさせていただきます。

なお、去る3/27に開催された全日居「愛知大会」での入賞、誠におめでとうございます。晩夏~初秋に行なわれる予定の「中部地区大会」ならびに大阪難波での秋の「全国段別競技大会」にてお会いできますことを楽しみにしております。

今後とも宜しくお願いいたします。
月のうさぎ剣士
2011年03月30日 23:49
ここのところ毎日、福島原発の被爆や放射能汚染が話題となっておりますが、あまりにずさんな対策報告に、素人の私もある意味驚きです。

海水をあれほど注水すれば、汚染された水がどうなるか?汚染された水が入って来るような装備で、あんな危険な作業された方々があわれですよね?
まさに「先の先」を考えて、不意の出来事に対応する「先の先」の知恵や対策を期待するのは難しいのでしょうか!?

我が国は、広島 長崎の悲しい歴史がありますがこれからも、如何なる困難をも乗り越えて行ける力がありますし、持っていると信じております。

私は、買い物した時にわずかですが『チャリン』と言う感じですが。

この地震、南下して富士山の噴火 東南海地震と連動もと、テレビで言ってましたが、1つの可能性ですからね。









三河武士@BlogMaster
2011年04月01日 01:14
月のうさぎ剣士さま

ご訪問並びにコメントを頂戴し、いつもありがとうございます。

今回の原発災害においては、かなり早い時期から米国は原子力関連の専門家を在日米軍に派遣し、日本からの要請があればアドバイスや支援も行う用意があるとの声明を発表しておりましたし、水素爆発発生後には、無人偵察機を原発上空に飛ばし、事故状況の撮影や赤外線センサによる温度測定などしていたと、地元地方紙の記事を読んで感心しました。

米国の迅速な初動体制と比較すると、日本の対応はもう少し迅速かつ有効な対策を講じることが出来なかったのか?と感じてしまいます。


早期に復興を果たすためには、復興支援への気持ちを持ち続けることが大切だと思います。私などは、ネット通販やクレジットカードで貯めていたポイントを、義援金として寄付した程度の、ほんとに微力な支援です。

東海・東南海地震も、いつ起きるかわかりませんし、内陸部では活断層も極めて多く存在していますから、今回の震災を教訓として、地震を始めとする自然災害に対する再点検をしないといけないですね。

偉そうなことを書いてしまいましたが、ご容赦ください。今後とも、復興に向けて支援の気持ちを持ち続けていきましょう。

ps.
同じ内容のコメントが3通書き込まれておりましたので、誠に勝手ながら、同一内容のコメント2件は、こちらの判断で削除させていただきました。