今週のお稽古(4月第2回目)

満開だった桜も、その花びらをハラハラと散らし、早くも若葉が芽吹き始めている美濃地方です。

今週は、日中のお天気にも比較的恵まれたため、雨風でその花弁を散らすことなく、満開の美しさから趣豊かに散り、その花びらは桜の木の周りに敷き積められ、澄み渡った青空と地面に桜色が非常に美しく、毎年ながら、春のさわやかな心地良さと和みを感じさせてくれる桜の美しさは、本当に心から美しいと感じることができます。

既に関東地方や福島も桜は美しく咲きそろい、今月末から来月の初めには、きっと宮城や岩手へと桜前線も北上し、その美しさが被災された皆様の気持ちを、少しでも和ませてくれることを祈っております。



東北・関東大震災から既に1カ月が経過し、避難地域に指定され立ち入りも制限されている、福島原発からの半径20Km圏内の行方不明者の捜索、遺留品の捜索も、半径10Km圏内まで進んできたようで、やっと、多くの亡くなられた方々の御遺体や、遺留品の数々が、自衛隊・警視庁機動隊の皆様の御尽力により、探し出していただける状況になってまいりました。亡くなられた方々の御冥福をあらためてお祈りするとともに、今なお放射能レベルの高い避難地域に立ち入って、捜索活動を行なってくださっている関係者の皆様に、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

とある地方紙の記事では、原発災害の避難区域で捜索活動をされている自衛隊員の方々は、膨大な量の瓦礫のなかから、被災された方々の写真やアルバム、ランドセル、本、ぬいぐるみなどを、大変慎重に取り扱って収容作業をしてくださっていると書かれており、被災された方々のお気持ちになって、少しでも多くの品々を持ち帰り、避難されている方々に思い出の品々をお届けしたい、との思いが紹介されており、涙が出るほど感動いたしました。大変危険な区域での捜索作業のため、思うようにはかどらないことが多々あると思いますが、被災された方々の気持ちになって、行方不明者の捜索、遺留品の捜索をしてくださっている皆様に、心から敬服いたします。

一方で、震災から1カ月が経過してしまったからでしょうか、テレビの報道番組で、あれほど連日大きく取り扱われてきた震災に関する情報が、最近、大変減ってしまっているように感じられ、大変残念であるとともに心配です。
まだ震災からの復旧活動は始まったばかり、それどころか、原発災害に関しては、IAEA(国際原子力委員会)へレベル7の原子力事故として報告され、今なお、放射能で汚染された水の処置や、安心できるレベルに完全に落ち着いたとはいえない原子炉内の燃料棒や点検用核燃料保管プールの温度管理など、完全に安定した監理レベルに落ち着いていない原発災害が、ややもすると、報道での扱われる機会や時間が短くなってきたことで、もう終息してしまったかのように、錯覚してしまっているのではないか、特に被災・避難されている地域の皆様との、危機意識や今後の復旧・復興に対する考えに、温度差が生じ始めているのではないか、大変気にかかっております。

原発事故の影響で、住みなれた土地を離れなければならない方や、農業、畜産、酪農、漁業などで生計を立ててこられた方々にとっては、生活の基盤となる田畑や家畜、近海の安全性が、最も気になっていることと思いますが、どうも報道だけの情報から感じることは、一時的な補償金をどうするとか、多額の義援金をどのように渡すとか、復興に対する構想検討などが主流になりつつ、本当の意味での、将来にわたっての被災者の方々への配慮や意見を最優先に取り上げ、被災者の方々のための復旧・復興支援が行なわれようとしているのか、報道からでは判り辛くなってきているように感じてなりません。被災された方々だけでなく、日本が一丸となって、この危機から復旧し、復興に向かって力を合わせてゆくためには、もっともっと、分かりやすく、どんどん情報をオープンに知らせていただき、国民一人一人に対して、時間と共に変わっていく被災地の状況や原発事故の状況を、これまで以上に、詳しくしっかりと伝えていただきたいと、切に願っております。国として、国民として、英知を結集させ、個人レベルでの協力を続けていけるような、そんな情報を、これから完全に震災からの復興を果たすまで、きちんと情報を伝えていただきたい。それが報道の責任であり、国をあずかる政府の責任であると、私は考えており、報道機関や政府がそのように行動してくれることを期待しております。

まだまだ復旧は始まったばかりだと思っています。被災しなった私を含む人たちが、これから、どのようにして被災地の復旧・復興を支援していけるのか、どのようなことで協力できるのか、どんどん情報を伝えていただきたいと思っております。



さて今週も、日中の陽気で夕方でも20℃近くの気温のなか、お稽古を受けるために、息子といっしょに、道場のある館長先生のお宅に伺いました。

5月に京都会館で開催される、全日本居合道連盟主催のよる「全国居合道大会」にて五段之部で奉納演武をさせていただく予定のため、今週から、奉納演武の業について、御指導していただくことにいたしました。

息子は、刀法「前切り」、正座「八重垣」・「月影」、抜刀法「追撃刀」・「斜刀」の5本の業を、私は息子の演武から抜刀法を1本変更して、刀法「前切り」、正座「八重垣」・「月影」、抜刀法「順刀(その2)」・「追撃刀」の5本の業を、奉納させていただくことにいたしました。奉納演武まで約2週間程度しかありませんが、しっかりと練習をして、恥ずかしくない演武をしたいと思っております。また今回の奉納演武のお稽古・練習で、未だに上手くできない「片手袈裟斬り」をなんとか、もう少しマシに出来るようになりたいと思っております。


居合刀での奉納演武の業についての御指導をしていただいた後は、いつもように木刀に持ち替えて、組太刀「太刀討之位」のお稽古をさせていただきしました。

2本目の「拳取」の要領が、少し身体に馴染んできたようで、以前よりの、少しはマシになってきました。
上手く右手を使って相手の剣を抑え込み、すかさず左足を敵の右足のすぐ横に踏み込みながら、相手の拳を掴み、手首を返しながら相手の剣を封じ、相手の胸に切先を突きつける。これまでもたついていた拳を取りに行く要領が、ようやく身体に馴染んできたようです。まだまだぎこちなさがありますが、少しずつ、形にしていきたいと思っております。

今週のお稽古で、館長先生に御指導していただいて気付いた点ですが、相手と木刀を交えている時、絶えず、相手の剣を自分の剣で押すように力をかけていると、相手の剣の動きが、自分の手元に伝わってきて、相手が仕掛けようとするタイミングを感じ取ることができました。相手が、こちらに対して何か仕掛けようとするとき、相手の方が先に剣を動かすと、押している我の剣も、その動きに応じて、動くのが感じられます。
例えば、「絶妙劍」では敵が最後に斬りかかろうと上段に構える瞬間、我の剣で押さえていた剣が、急に「スッと」押し返してくる感覚が無くなります。そのタイミングで、すかさず右に踏み込んで相手の脇へ下からすくい上げるような感じで、斜めに斬りつけると、タイミングに遅れが出ません。

実戦でもきっと、お互いに刀を交えている時は、鍔競り合い以外でも、お互いに相手の剣に押されないように、力を入れて、相手の刀を押していることでしょう。そう考えると、理屈にかなった、動きであり、敵の動く気配を感じ取る、非常に重要な感覚であり、技術だと感じました。

単に「カン、カン」とお互いの木刀を交わらせているだけでなく、相手の次の動きを、刀の動きから気配を察し、我が先手を取る、あるいは、余裕を持ってかわしたのち、すかさず仕留める、そのようなタイミングを見定めてた組太刀を演武できるよう、これからもお稽古と練習では気に留めて、感覚を養おうと思っております。

にほんブログ村 武術・武道ブログ 居合道へ
ブログランキング参加中。クリック宜しくお願いします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

月のうさぎ剣士
2011年04月20日 14:47
歌手の長渕剛さんが、東日本大震災の復興支援にあたってくれている自衛隊員の部隊や各所に出向きき、慰問ライブを行っているのをテレビで見た。

ただ、うさぎ剣士感動!つい熱い涙があふれて来た。長渕剛やるじゃん!(呼び捨て失礼)

現地の被災者を助け、復興支援の中核を担う、自衛官の皆さん(その他の方々)のおかげで、日の丸(日章旗)に誇りを感じる私です。

居合の稽古で今以上に国旗武神に拝礼しようと思います。

皆様、5月の京都での奉納演武は、素晴らしい思い出の残るものにしたいですね。
三河武士@BlogMaster
2011年04月22日 23:48
月のうさぎ剣士さま

いつもご訪問、コメント頂き誠にありがとうございます。お返事遅れまして失礼いたしました。

長淵剛さんの行動力は本当に素晴らしいですね。
今回の震災に限らず、いろいろな危機的状況や災害などによる被災者の方々に勇気を与え、支援する人達の心を一つにすることを可能にする歌の力、歌手の方たちの熱き想いは、本当に素晴らしいと思います。やはり歌は人を感動させたり、心を動かす魅力とパワーを持っていると感じます。

>ただ、うさぎ剣士感動!つい熱い涙があふれて来た。

私は、アイドルユニットである、AKB48の「誰かのために」のPV(プロモーション・ビデオ)で、涙を流しながら懸命に歌っている”高橋みなみ”さんの姿を見て、思わず感極まって、彼女と同じように、涙が頬をつたっていきました。彼女たちの真剣さに感動しました。
本当に、歌や音楽というものは、気持ちを込めれば込めるほど、理屈抜きで、人の心に届きますね。

>皆様、5月の京都での奉納演武は、素晴らしい思い出の残るものにしたいですね。

そうですね。
私自身は奉納演武というものが、今回初めてなので、もう既に若干、緊張しております。
恥ずかしくない奉納演武が出来るよう、頑張ります。