今週のお稽古(11月第2回目)

暦の上ではもうすぐ「小雪(しょうせつ:寒く少し雪降る)」を迎えますが、まだまだ雪の気配は感じられない美濃地方です。このところの寒気の南下による冷え込みで木々の葉も一気に色を染め、なかにはその葉を落としている木々もあり、じっくりと秋を楽しむ風情も無く、あわただしく秋が通り過ぎてゆくような感じがします。

先週に引き続き、息子と一緒にお稽古に行ってまいりました。

今週は『立膝之部』をご指導していただきました。
今年の全国大会の競技業に『立膝』の業を3本組み入れていたものの、『立膝之部』を通しておこなうことは本当に久しぶりであるため、館長先生の説明を聴き、模範演武を見ながら、『横雲』から『真向』まで、業の流れを思い出しながら、一本ずつ、ご指導をしていただきました。

『立膝之部』を一通りご指導していただいた後、今週も、いつものように『組太刀(太刀討之位)』もご指導していただきました。
今週は、先週の反省点でもある”振りかぶり”について、少し意識して、大きく振りかぶって斬りつけるようにしてみました。小手先だけで、ひょいっと振りかぶるタイミングで腕を振り上げると、『一拍子』で斬りつける間(ま)が合わなくなるため、これまでよりも、素早く振りかぶり、素早く斬りつけなければならないことがわかりました。斬り結んでから、相手の太刀を封じるように自分の木刀で相手の木刀を抑え込み、間合いを詰めるように踏み込みながら、すかさず振りかぶって斬りつける。これまでと同じタイミングで動きながら、振りかぶりと斬りつけの動作を大きくするわけですから、当然のことながら、今までよりも素早く木刀を動かさなければ、間に合いません。タイミングに気をとらわれ過ぎると、今までと同じ、小手先での振りかぶりに戻ってしまいます。小手先ではなく、腕で振りかぶらなければ、大きく構えることはできませんから、素早く腕を振り上げ、すかさず振りおろすためには、上腕の筋力(瞬発力)を上げることが必要だと感じました。無理をして関節を痛めないように注意しながら、久しぶりに腕立て伏せでもして、上腕の筋力強化に取り組みたいと思います。

原因がはっきりしない例の痛みについては、2回ほど週末に星状神経節にブロック注射をしてもらい、経過を観察しておりますが、今のところ、予想以上に痛みが和らぎ、少し希望が見えた感じです。もちろん鎮痛薬の服用との併用ですし、数日すると注射の効果も薄れてしまいますが、それでも、しばらく治療を続けていくうちに、少しずつでも痛みが減少し、やがては気にならない程度にまで痛みが解消してくれればと期待し、望みをつないでおります。

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この記事へのコメント

月のうさぎ剣士
2011年11月23日 12:58
私の風邪は2週目に入ってもなかなか体から抜けずにダウンしております。

三河武士さんも、謎の痛みをブロック注射で緩和している様子ですが、お互いに体は「大好きな居合を楽しむ」為にも大切にしたいものですね?

さて、時折、新たな気付きをあれこれさがし考えております。

大工の親方さんの話の中にも、その動きの中にも面白い発見がありました。

ノコギリで角材を切らせてもらいましたが、真っ直ぐに切れません!。
「何で?」「あれ!」「どうして?」

コツはノコギリの刃を自分の鼻筋を通すように左右に材を見て、両の手 肩の力を抜いて体全体を使って引いて切るそうです。

ノコギリは薄いペニャペニャな刃ですから、素直に力が伝わり、力の入れ方如何で刃が踊って真っ直ぐ切れないのです。

まるで刀で真向切りを力んで振った時の刀の軌跡のようでもあります。

ムキになってヘトヘトになった時、「オッ!切れたねぇ、その感じっすよ。」

「体力自慢は力に泣くって木っ端が言っておりますよ。」

「あと、木目を見てノコギリの刃も横びき縦びきありますんで…忘れてたぁ。」

手入れも椿油とは、刀みたいで大工さん恐るべし!。

三河武士@BlogMaster
2011年11月23日 22:43
月のうさぎ剣士さま

いつもご訪問、コメント頂き誠にありがとうございます。

>私の風邪は2週目に入ってもなかなか体から抜けずにダウンしております。

私の風邪もなかなか治りません。特に今年の風邪は、喉の痛みや咳が長引く傾向があるようですので、お互い気をつけましょう。早くご回復されますように。

さて今回も、大工の親方さんのお話しを御紹介頂きありがとうございます。ノコギリの挽きかたも、居合に通ずるところ大ですね。

大工さんといえば、カンナも、歯の合わせ加減ひとつで、力を入れず、透き通るようなカンナくずが、きれいにつながって、どんどん出てくる様子を、子供の頃、飽きることなく、ずっと見ていたことを思い出しました。

加減も大事ですね。力強さも必要、軟らかさ、緩さ、しなやかさも必要。上手く加減をすることによって、物事が上手く進む...いろいろな事と通じるような感じがします。
刀に振り回されている我が身としては、刀の動きを身体で感じ取ることから始めなければ、と思う次第です。

>手入れも椿油とは、刀みたいで大工さん恐るべし!。

大工さんも道具のお手入れに椿油を使っていらっしゃるんですね。初めて知りました。

いつも気付きを頂きありがとうございます。今後とも御教示のほど宜しくお願いいたします。
月のうさぎ剣士
2011年11月30日 19:28
さすがは三河武士さん、かんなの話も仕入れてまいりました。
かんなも、お店から買って来て直ぐに使えないのは御存知ですか?私も初めて知りました。

かんなの削る刃の出ている方の平面部の木を、台直しかんなと言うかんなで、削って、すいてやらないと木を削る摩擦面が多い為に使用できないらしいです。

その削り方で、使用目的も変わるとのことです。

又、かんな台は木ですから湿度で敏感に変化する為に、油に浸して乾燥させるなども必要だそうです。
使用後は椿油で刃と台下をふく手入れを必要とします。

まるで刀並みの扱い方です。
大工の腕前を知るには、道具を見ればわかると言う人もいます。

話を聞いて最近はひんぱんに居合刀に椿油を塗ってやっております。

あっ!かんな屑ですけど、ヒノキの香りが素晴らしく安らぎに効果あるそうで、私の家にもらってきました。

なかなか良い香りですよ、三河武士さんの痛みにも効くかもしれませんよ?お試しあれ。
三河武士@BlogMaster
2011年12月04日 00:45
月のうさぎ剣士さま

いつもコメント頂き、ありがとうございます。

かんなの削り面を、使い初める前に「台直しかんな」というもので整えるとは、全く知りませんでした。大工さんの道具というのは、本当に凄いものなんですね。

>大工の腕前を知るには、道具を見ればわかると言う人もいます。

お稽古終わりなど、刀を使った後は、必ず刀身、鍔、金具を油で拭くようにしております。そして刀身に油を引く際には、必ず刀身を念入りに見るようにしております。というのも、居合を始めて1年ぐらい、正座と抜刀法の業の流れを、ようやく覚えた頃、納刀や抜刀が非常に未熟で、鞘の内側を切先で削ってしまったり、鯉口で刀身を擦ったりしており、気付けば細かい擦り傷で、きれいな刃紋を写した刀身は、所々、その輝きを失っており、己の未熟さを反省しました。

今は刀身に油を引きながら、その無数の傷跡を見て反省するとともに、それらの傷跡の一つ一つが、自分が居合を続けてきた証であるかのように懐かしく、ついつい見入ってしまいます。
何よりも、刀の姿や刃紋を見ていると、自然と心が落ち着きます。模擬刀と言えども、刀の魅力ですかねぇ...

>なかなか良い香りですよ、三河武士さんの痛みにも効くかもしれませんよ?お試しあれ。

お気遣い頂き、ありがとうございます。
ヒノキの香り、良いですよね。芳香剤などの香りは強すぎてイマイチですが、本物の自然のヒノキの木材の香りは、心地良いですよね。
ヒノキのエッセンシャルオイルを湯船に数滴入れると素晴らしく良い香りがして、檜風呂に入っている気分になれます。入手しやすいので、お勧めですよ。